圧力に屈しますか?
長雨がつづく大阪です。
体調を崩されている方も多いようですね。
身体からの声に耳を傾けて、セルフ愛でぃケーションなさってくださいね。
地域では何か月も前から告知されていたおまつりが中止に。
昨年は、大人たちも子ども達も大勢の人たちがこのおまつり目当てに
ロート製薬裏の公園に集まって、大賑わいしていました。
(昨年の様子)
明日、10/22は衆議院選挙のため、44回目となるこのおまつりは中止に。
子育てボランティアの帰りにその張り紙を見たとき
すこーしさみしい気分になったものです。
(子どもも大人もたのしめる地域に根付いたおまつりなのに・・と。
そして、おまつり見学のついでに選挙に行こうと思っていたわたし。)
どちらにしても台風が通過するようなので、だんぢりは厳しいのかな・・?
(ポストに入っていた告知新聞)
ここからは、心理学のおはなし。
社会心理学者ソロモン・E・アッシュの1956年の研究に同調行動実験というものがあります。
実験の内容は、3本の黒い線(2.5センチ~25センチまでの長さの違うもの)が書かれたカードを提示します。
次に、1本の線が書かれたカードを提示します。
その1本の線と同じ長さを参加者に選んでもらうというもの。
実験は9種類の課題×2回で行われました。
そのとき、1名を除く参加者はすべてサクラで最初の2種類の課題には正解を
残りの7種類の課題には桜全員が不正解を大きな声で答えるというもの。
(最初に回答するサクラがCを選べば、残りのサクラは全員Cを選ぶ)
サクラではない参加者の1名は困惑するわけです。
9種類×2回=18回のうち、4回は正解。
残りの14回は不正解をサクラは回答していきます。
次にアッシュは、異なる実験方法を採用します。
こんどは、紙に答えを記入してもらいます。
周囲からの圧力がかからない状態にしたわけです。
すると、99%以上の正解率という結果でした。
アッシュはサクラを使った実験を数十回おこないました。
すべての実験を集計すると本当の被験者(サクラではない参加者)は37%の課題で
周囲に同調し、間違った回答をしました。
中には、自主性を保つ者もあったようで、その者は周囲を完全に無視していました。
アッシュは実験の終わった後で、本当の被験者(サクラではない参加者)に
種明かしをすると、犠牲になった被験者(サクラではない参加者)はみな、
とても安堵し、感想を述べました。
ある被験者にいたっては、
「多数派は間違っていると確信していても、その多数派の意志にしたがうのが政府の義務ですね」
とまで言いました。
ほかの意見では
- 彼らがおかしいのか自分がおかしいのかわかりませんでした。彼らの判断が変に見えるのと同じくらい、自分の判断も変なのかと迷いました。でも同時に、自分が、彼らは正しいのだと思っていることにも気づきました。
- 他の人たちが正しいから従ったというよりは、他の人たちと同じように行動したかったのだと認めます。他の人たちと違う行動をとるのは度胸がいります。
- 他の人と違う答えを言ったとき、私は部外者なんだと思いました。
線の長さを選ぶという単純な問題でさえ、
周囲からの同調圧力があると少数派でいることは難しいようです。
ある事柄に対する、正確で、善悪のはっきりしたものさしというものは
存在しえないと
わたしは思っています。
そのときの自分の判断や決断に後から悔やまないように
自分の軸をしっかりと持っていればいいのだと考えるからです。
それは、時として、少数派になるかもしれません。
さきの実験の意見からも他の人たちと同じように行動していることへの安心感を
得たいからなのかもしれません。
声を上げることは大変、勇気のいることです。
その勇気と苦しみの両方に面と向かったときに人は精神的成長を果たし
おおきく強くなっていくのです。
自分自身に深く強く、コミットメント(真剣にかかわること)することです。
それを自律(セルフ・ディシプリン)といっています。
筆者も、もめごとに巻き込まれるのも首をつっこむのも好きではありません。
どちらかと言えば、変化のすくない予定調和の中に居たいほうです。
ですが、変えると決めた瞬間、ものすごくストイックに訓練していきます。
やりたいことからやるべきことへシフトしていく。
自分自身に深く強く、コミットメント(真剣にかかわること)していきます。
NLPはその道具であり、方法のひとつ。
それを知らなかったときよりも数十倍も速いスピードで変化を促してくれる
道具であり、方法なのです。
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活用できることを実感することができます。
それでは、お足もとに気をつけて投票しに行ってくださいね。
そして、自分自身の身体からの声に耳を澄まして
セルフ愛でぃケーションなさってください!!
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