-STORY- 3 「こころの病気とはなんだろう?」 ホメオスタシス こころ編
こんにちは。
カウンセリングroom sou支配人 福住文子です。
お読みいただきましてありがとうございます。
コーチングにいらっしゃるクライアント様が総合的に幸福感を持続できるように
ホメオスタシス療法を実施しています。
ひとつでもあなたのお役に立てたら幸せです。
こちらで書いていく記事だけでなく
みなさまと接する時間をつくっていきたいのでどうかそのときも
よろしくお願いいたします。
※ 健康サイトによる健康被害にあわれた皆様、こころより御見舞い申し上げます。
当サイトは
生活習慣病を予防する 特定非営利活動法人 日本成人病予防協会と
NLP(神経言語プログラミング)内、各種心理学文献内で監修されたものを
もとに記載しております。
また、記事中に出てきます症例やその結果などにつきましては、クライアント様
お一人お一人の状態により、同意の上でのコーチング・カウンセリング・セラピー、健康管理を行った結果となります。
お一人お一人のセッション内容も状態や状況により、その段階やプロセスにおいて内容も
まったく異なるものとなりますので、頂戴するご感想もそれぞれとなります。
その点をご留意いただきますことをお願いいたします。
それでは、はじめていきたいとおもいます。
-STORY- 3 「こころの病気とはなんだろう?」 ホメオスタシス こころ編
↑ 前回、記事
こころの病気をお話しする前に
私たちの中にあると言われる “ こころ ” って何だとおもいますか?
悲しいから泣くの? 泣くから悲しいの?
感情の役割には、私たち人間を含む生物が環境の中で生き延びるのに必要な行動を
引き起こすことにあると考えられています。
たとえば、サバンナの大地であなたの命を脅かすようなライオンがすぐそばにいたら
恐怖を感じて、ライオンから逃げ出すような行動が引き出される。といった具合です。
また、嬉しい、楽しいといった快い感情を引き起こすような対象に対しては近づくと
いったことをします。(美味しそうなニオイを漂わす素敵なスイーツショップなど)
では、感情はどのようなメカニズムで生じるのでしょうか?
タマゴが先? ニワトリが先?
古典的理論 ①
・キャノン=バード説(中枢起源説)
たとえば、あなたに嫌いな虫がいたとしましょう。
わたしたちは何らかの事象(嫌いな虫)を知覚すると、脳内の視床と呼ばれる部位から
大脳皮質に情報が伝わります。
そこで情報が処理され(これは自分の嫌いな虫だ!と気づく)と
視床に興奮が伝えられます。その興奮はまた大脳皮質に伝わり、
自分の感情状態が意識化され、体験(怖い)となり、
同時に身体的な反応(顔がひきつる、汗が出る、後ずさりするなど)を
ひきおこします。
私たちの情動的な体験と身体的反応は中枢神経系の働きによるもの。
というのがキャノン=バード説(中枢起源説)
古典的理論 ②
・ジェームズ=ランゲ説(末梢起源説)
わたちたちがある対象に接するとまず身体的な反応が生じ、つぎにそうした自分の
身体的反応を知覚することで、自分の感情状態をはじめて感じ取ることができる。
つまりは、身体反応などの末梢での反応が感情体験の起源であるという考え方で
これをジェームズ=ランゲ説(末梢起源説)
まとめますと。
古典的理論 ①
・キャノン=バード説(中枢起源説)
古典的理論 ②
・ジェームズ=ランゲ説(末梢起源説)
近年では、ジェームズ=ランゲ説(末梢起源説)の考え方に沿ってNLPなどの
心理分野でも
*1顔面フィードバック仮説が提案されるなどの
“ こころ ”(感情)に関する重要な考え方のひとつとされています。
*1:顔面フィードバック仮説・・落ち込んでいるときなどに棒を横に口にくわえるなどして顔面の筋肉を笑ったときのように動かすと、気分も明るくなるという仮説